視覚障害者の旅行に便利なタブレット

先日NHKラジオで放送されていた世界一週を遂げた視覚障害を持つ鈴木弘美さんの必須タブレットやアイテムについてご紹介。

視覚障害者の旅行に便利なタブレット

先日何気なく聴いていたラジオから目の障害を持ちながらもタブレット活用で世界一周旅行をこなしたという女性について放送されていたのを思わずまとめてみました。 これは勉強になりますよ。

鈴木弘美さんとは

鈴木弘美さん(1965年生まれ)(弱視者問題研究会会員)
右目の視力が0.07程度、左目は全く見えないという視野ながら、2013年4月から約半年間、たった一人で世界一周の旅をしてきたというパワフルな女性
鈴木さんは、宿や飛行機の予約等全て自分で決定手配。これまでに行った国は31カ国。これらの経験を活かし盲学校等で旅先エピソードについての講演をするなど積極的に活動を行っている女性。

視覚障害と旅行

鈴木弘美さんは視覚障害だからといって不安になること事態当たり前のことと認識し、旅行を楽しんでいるという。
日常的に日本で生活していても、知らない場所で道に迷うことはよくあること。よって海外旅行先で道に迷うことも何ら変わらないでしょう?そう考えている。

積極的に出掛ける

海外旅行前に下調べとして地元などにあるインド料理店等で情報収集をすると、彼らはとても親切にインドの情報を教えてくれたそう。更に驚いたのは困ったときは、というように彼らの親戚の連絡先まで教えてくれたりと、こういった触れ合いだけで行ってみたくなるのでしょう。

旅行前必須アイテム

  • iPad
  • 白杖
  • ルーペ

これらは旅先で非常に役立つものなのだそう。ではiPad活用法についてご紹介。

iPad 活用方法

翻訳
旅先で言葉が通じない時、速くて聞き取れない時は、iPadにテキスト化してもらうのだそう。特に病院ではテキスト化したものを日本の先生に送ることで対処してきたという。

記憶
海外旅行先で困るのが移動(交通手段)。
そこで鈴木弘美さんはバスのナンバープレートをタブレットを使い撮影しているのだそう。
バスのデザインではなくナンバープレートの理由は、どこ行きのバスか確認する為にも重要な印になります。バスのデザインだけでは色々な方面に行く場合見分けがつきませんので、ナンバープレート撮影も良いでしょう。
その他合わせてバス停にある時刻表も撮影するのも良いです。

iPad 以外のタブレットでも問題ないか

こういった旅行に iPad ではなければ絶対ダメということではありません。 旅先で困るのはインターネットカフェでiTune等アップル製品情報をケアするものが常に備わっている保証はないので、Windows系のNexus10等も有効です。

NexusやWindowsタブレットの利点

元々Windowsパソコンで慣れている場合は、これらの私の愛用Nexus10タブレットの方がデータ同期や整理整頓に便利でもあります。miniUSBでデータ入れ換えなどもしやすいですしね。

障害あるなし関わらず自分に合うものを選ぶことは非常に大事です。
有名な人が持っているから同じものにしよう。
そういった考えもありますが、使いやすさ、日頃から使いなれた環境の方が安心でもあります。

関連情報:タブレットPCで障害者生活支援

「視覚障害者の旅行に便利なタブレット」への4件のフィードバック

  1. こういった情報は貴重です。娘のためにこういったツール活用をする気になれました。ありがたいです

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    • コメントありがとうございます。タブレットで世界が広がる、可能性が広がるといいですね。お役に立てて幸いです。

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  2. こういった話は勇気や心を高めます。もっと障害者たちによりよい便利なインターネットツールが増えるとよいと期待したいものです。

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  3. タッチスクリーンから目のセンサーで感知するものなどテクノロジーの進歩でもっと可能性が広がるでしょうね!

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