はじめに
WordPressのSEO対策といえば、YoastやSEOPressなどのプラグインが定番です。しかし、プラグインを増やしたくない場合や軽量運用をしたい場合は「プラグインなし」での方法もあります。この記事では、WordPressの標準機能やコードを活用してメタタイトルとディスクリプションを最適化する方法を紹介します。
メタタイトルをテーマ設定で編集する
多くのテーマ(例:Twenty Twentyシリーズ)では「外観」→「カスタマイズ」→「サイト基本情報」でタイトルを編集可能です。投稿ページは「記事タイトル+サイト名」が自動的に組み合わさる仕組みです。
なぜ必要か:
検索結果に表示されるタイトルはSEOの重要要素。テーマレベルで整えておけば全記事に一貫性が出ます。
functions.phpでメタディスクリプションを追加する
テーマのfunctions.phpに以下を追加することで、記事の冒頭文や抜粋を自動でdescriptionに出力できます。
function custom_meta_description() {
global $post;
if (is_single()) {
$excerpt = strip_tags($post->post_excerpt ? $post->post_excerpt : mb_substr(strip_tags($post->post_content), 0, 120));
echo '<meta name="description" content="' . esc_attr($excerpt) . '">';
}
}
add_action('wp_head', 'custom_meta_description');
なぜ必要か:
プラグインなしでも検索結果に説明文を反映でき、クリック率向上につながります。
投稿の抜粋フィールドを活用する
記事作成画面の「抜粋」フィールドに要約を入力すると、上記コードでdescriptionとして利用可能になります。
なぜ必要か:
記事冒頭がそのまま検索結果に出るよりも、ユーザーに刺さる説明文を作れるためCTRが改善します。
注意点
- functions.php編集時は子テーマを使用すること。
- コードを誤るとサイトが表示されなくなるためバックアップ必須。
- 長すぎるタイトル・説明文はGoogleに省略されます。
よくある失敗例
- 抜粋を入力せずに放置。
- タイトルがすべて同じ形式で差別化できない。
- descriptionにキーワードを詰め込みすぎる。
まとめ
プラグインを使わなくても、テーマ設定やfunctions.phpを編集すれば十分にメタ情報を最適化可能です。シンプルな運用を目指す方にはおすすめの方法です。
FAQ
functions.phpを直接編集するのは危険?
子テーマを使えば安全。必ずバックアップを取りましょう。
抜粋はどのくらいの長さがベスト?
100〜120文字程度が推奨です。Googleに全文が表示されやすくなります。
プラグインと組み合わせてもいい?
はい。自作コードが不要になったらプラグインに切り替えても問題ありません。
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