データを救え!Windows10画面が真っ暗になった時の対処法

突然PCが・・・Windows10がログイン後の先が真っ暗になってしまった事態に。そこから最低限自分の作ったデータや写真などを保存する方法について、実際おこなった解決方法をご紹介します。

まずWindows10がどんな状態だったか

Windows10起動後、いつも通りにサインインをしましたが、一向にデスクトップ画面に映らず、ただそこから移動できず何も動かずの状態でした。画面が真っ暗になったその後すぐに画面が真っ暗になり、ただ白のカーソルのみがあるのみでした。

タスクマネージャーは動くか

状況把握をしたかったため、「Ctrl」+「alt」+「Delete」キーを押してタスクマネージャーを起動させようとしましたが、全く動作状況を確認することはできず、どうしようと途方にくれつつも次のステップに挑戦することに。

再起動をしてトラブルシューティング

再起動をして色々な項目を試してみることにしました。ただ、現状維持に近い方法で、いかに自分のデータが取れるかが勝負です。

Windows10では、「Shift」を押しながら再起動ボタンを押すと、セーフモードで起動し、トラブルシューティング画面を表示することができます。いくつか方法はありますが、トラブルシューティングから一つずつ解決策を出していくとよいでしょう。

黒画面から何もできない時

始めのサインイン画面から、一気にただ真っ暗なデスクトップのみでカーソル(白の矢印)のみがあってマウスは動かせるけど何も動かせない時は、リスタート(再起動)ボタンを試してみてください。

再起動をしても、何もならない時・・・。では次のステップに進みましょう。

外付けドライブを取り外す

電源を一旦落とした状態で、外部メディア、つまり外付けのUSBなど不要なものは一旦PCから取り外してみます。ついでに、PCの電源スイッチを切って電源コードも取り外してつけ直すなど、その他のコードもきちんと付いているか再確認もしておくと安心です。その後、再起動をしてみましょう。

システムから原因を調査

ダメだった場合は次に進みます。先程言ったタスクマネージャーを呼び起こすコマンドをすると、画面がブルーでタスクマネージャーをするか否かなど表示が中央に出てきます。その時右下にもアイコンが表示されていたら「Shift」を押しながら再起動ボタンを押すと、セーフモードで再起動ができます。

セーフモードをうまく活用する

原因を知るために、コマンドプロンプトを使って、調べてみることに。実際そこまでパソコンに精通をしていませんが、それでも色々調べてやってみれば、やれないことはありませんのでぜひ挑戦してみてください。

黒の画面が出てきます。これがコマンドプロンプトといって、システムからプログラムコントロールができるものです。

まずは、システムファイルを実行してみます。コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力します。問題検証をスキャンしてくれるので、しばし待ちコンピューターを再起動して、この問題が解決したかどうかを確認してください。  

理由が分からない時

それでも結果現時点で分からないし、PCも不安定だと感じたら自分のファイルを念の為確保していこうと考えました。(正直、いつバグって電源ON後動くかどうかも分からないこともありますので・・・)

PCの強制終了で修復機能を起動

何度か再起動をしたり、PC上の電源を押して強制終了していると、Windowsも学習をしてくれます。最初にパソコンの電源スイッチを入れ、起動画面が表示されたら電源ボタンをシャットダウンするまで(長押し)押し続けて「強制終了」します。 但しこの方法を行う場合、強制終了は2回以上続けて行う必要があります。

すると、「自動修復を準備しています」または「お待ちください」と表示されれば、そのまま待ちましょう。(待つしかないのですが)自動修復が起動された場合は、起動画面に「自動修復を準備しています」と表示されますので次に「PCを診断中」と表示されます。もし私のように「回復」が表示されたなら、次の方法として「自動修復」へ進んでください。

自動修復機能を使う

「自動修復」の画面が表示されたら「詳細オプション」をクリック。「詳しい詳細オプションを表示する」をクリックし、「トラブルシューティング」をクリックして、次に「詳細オプション」をクリックします。

自動修復すら、うまくできなく正常ではない時は、やはり先に最低限自分のデータを救出しましょう。

データを保存できるUSBも事前に用意します。今までの作業量やデータ量にもよりますが、1TBくらいあると、安心でしょう。

救世主参上!メモ帳活用

救世主参上!メモ帳活用

全くひらめきもしなかった方法でした。PCに精通している相方ですら、知らなかった方法を見つけたのです。日本語では「メモ帳」と言いますが、英語、つまりコマンド上では「ノートパッド」と呼びます。

コマンドプロンプトを開き、
windows32> のあとに、「notepad」を打ちます。

するといつも表示されるように、メモ帳が気持ちよく出てきますのでそこで、「ファイル」をクリックしたメニューの「開く」をクリックします。 そして救出したいフォルダなどを右クリックしたメニューの「コピー」をクリック。

データを保存したい場所に移動します。 場所の移動が完了したら、何もないところを右クリックしたメニュー「貼り付け」をクリックすれば、データ救出は完了です。

ディスク情報の表示が違う?! 

普通PCのをいつものように使っていると(:C)(ドライブ)がメインのディスクなのですが、修復機能のコマンドプロンプトで開いたものでは、ユーザーフォルダなど Windows がインストールされているディスクが「ローカルディスク(:D)や(:G)」などになることもあります。
なので慌てずにファイル先を確認しましょう。

操作が完了したら、コマンドプロンプトに「exit」と入力。キーボードの「Enter」を押せば、オプションの選択画面に戻ります。

そうなれば、一安心。最低限PCが完全にバグる前に自分のデータを救う方法でした。自分でも忘れないように、書き留めておきます。あなたの助けになれば幸いです。