古いルーターを使ってブリッジ設定

10年以上も前のルーター(バッファロー製WHR-G54)を使ってブリッジ接続する方法とは?別の部屋でも無線LANを強くしたい時お金を掛けずに自分で設定すればできる方法をまとめてみました。

古いルーターで無線LAN環境をより強化する方法

ブリッジにして無線LANを作る
追加料金などプロバイダーに支払わないとルーターをブリッジ接続はできないかと思っていましたが、お金を掛けずに節約!やればできるものです。

そうです。古いルーターも大活躍できるのです。

必要な情報をはじめに揃える

パソコン(2台あると便利)
親機の情報
(プロバイダーでネット接続した時にセットアップする親機へアクセス)
子機ルーター
(今回は古いモデルですが、バッファロー製WHR-G54を用意)

あとは実験のみ。

ステップ1

設定変更にはパソコンでの操作が必要です。
よってWHR-G54のLANポートをLANケーブルで接続します。

重要なこと

パソコンのネットワーク設定にて【IPアドレスを自動的に取得する】となっていることを確認。
もしルータ側でDHCPが有効になっていない時は手動で「192.168.1.100」等に設定しておく必要があります)

※IPアドレスは参考のため、必要に応じて異なる数値に変更をしてください。

WHR-G54のブリッジ接続方法

パソコンでバッファローのWHR-G54管理画面へログインします。

ブラウザで192.168.1.1もしくは今まで使用していたLAN側のIPアドレスにアクセスをします。

ユーザ名は「root」(固定)
パスワードは自分が設定したものを入力してください。

※初期段階PWはブランクです。

LAN側のIPアドレスの固定

ログイン後は、左側メニュー画面から「LANポート」をクリック。

※始めにSSID(電波の名前)を変更したいときは、WHR-G54のブリッジ接続で無線LAN設定をする前に、【無線設定基本】でSSIDの項目で「値を入力」で任意の値を入れましょう。

「LAN側IPアドレス」を任意のIPで固定。
(基盤となるプロバイダー(親機)のアドレスに合わせます。)

(例)
この時モデムのLAN側IPドレス:192.168.1.1
モデムのサブネットマスク:255.255.255.0
無線親機のLAN側IPアドレス:192.168.1.100

「DHCPサーバ機能」を「使用しない」にチェック。

その後、「確認」をクリックし設定。

WANとLANケーブル接続をする時は?
実は少々混乱するかもしれませんが、LANとLANを繋ぐ場合は、「DHCPサーバー機能はOFF」にします。
そしてWANとLANを繋ぐ場合は、「DHCPサーバー機能はON」にするのです。
こうすることで、親機から子機へデータを送信し続けた際に、IPなどが混乱せずに起動し続けることができる。ということです。
(よく分からない時は、ルータに接続する際、差し込み口を確認しましょう。)

DNSとゲートウェイ設定

左のメニューから【DHCPサーバ】をクリック。
(この設定はしなくても動作すると思うのですが、念の為)

「指定したIPアドレス」にチェックを入れDHCPが動作しているルータ(親機)のIPを入力し「設定」をクリック。

DHCPサーバ設定のトリック

DHCPサーバ機能を使用のチェックをつけたままにすると・・・
→この設定をしておくと、もし1階から2階の子ども部屋に子機ルーターでブリッジ接続で無線LANを使う時便利です。

先ほどのようにLAN接続でDHCPサーバ機能を使用にチェックをしない場合
→同時に有線を使って直接パソコンに繋いで安定した接続もしたいという場合は、この設定が重要な鍵を握ります。

「DHCPサーバ機能を使用」にチェックを外しておかないと、今まで使っていた有線接続のインターネットが不具合を起こしたり、混乱して接続したり切断したりという面倒なことになりかねません。

よって有線も無線も同時に使う予定がある場合は、この設定を確認することをおすすめします。

無線LANセキュリティ設定1

無線LAN暗号化を設定する方法として、AES設定をします。
WPA-PSK(事前共有キー)を入力→設定。

無線LANセキュリティ設定2

無線LANを使用する場合、セキュリティを高めることは大切です。
知らぬ間に第三者に無断で接続を許すことになるのはできるだけ避けたいものです。そこで設定するのは【無線】メニュー。

設定は任意ですが、【WEPを使用する】にチェックをしキー設定ができます。
その他追加できる機能として、接続できる無線LAN端末を限定する場合「無線パソコン制限」の「制限する」にチェックを入れます。

無線LANセキュリティ3

加えて接続を許可するPCのMACアドレスを手動で登録すると、登録した端末以外は接続できなくなりさらにセキュリティ強化にも役立つというものなのです。

動作してくれるか実験

では有線を子機となるルーターに繋ぎ、実際に無線ができているか離れたところでノートパソコンなどで確認をしましょう。

WHR-G54のログインはできない?

上記で無線LAN設定ができるようになると、WHR-G54への管理画面へログインができなくなるのです。
それは親機からのクローン的役割のみをするため、一番始めに行った192.168…のアクセスを何度行ってもダメなのです。

もし再設定を行う場合は、また子機ルーターをリセットしてから再度試すとよいでしょう。

古いルーター機種でも利用価値がある

古いから使えない。お金を掛けなければ使えない。それは間違い!
古いバッファロールーターでもまだまだ現役バリ使えることが証明ができたので記録として書き残しておきます。

今回の設定はあくまで参考となりますので、自己責任にてお願いします。

情報参照元
http://www.linksys.com/qa/support-article?articleNum=132275
http://buffalo.jp/qa/wireless/make/wireless-40.html

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